高安、大関昇進決定を控え「身の引き締まる思い」 口上では「覚悟伝えたい」

[ 2017年5月30日 12:18 ]

大関昇進を翌日に控え、取材に応じる高安
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 31日に開かれる日本相撲協会の名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)番付編成会議と臨時理事会で大関昇進が正式決定する関脇・高安(27)が30日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で取材に応じた。

 新聞、テレビは高安の昇進について大々的に報道しており、「びっくりするぐらい連日取り上げていただいている。そういった部分で気合が入る。皆さんに違った形で恩返しできたかな」と喜びを語った。少年時代などの過去の映像については「こっぱずかしかった」と苦笑いしながらも「ありがたいですね」と感謝した。

 大関に昇進する気持ちを問われると「少しずつ感じるものがあって、身の引き締まる思いです」と語った。稀勢の里の大関昇進、横綱昇進の伝達式を目の当たりにしてきて「それを夢見てやってきましたし、夢のような時間になる」と胸を躍らせた。大関昇進伝達式で述べる口上については「ある程度決まっている。これからの覚悟とか気持ちを込めて伝えたいと思う」とイメージは出来上がっているもようだ。

 「緊張よりワクワクする(気持ちの)方が強い。楽しみですね」。横綱・稀勢の里と同じ茨城県出身の叩き上げ力士。兄弟子の背中を見ながら努力を続けてきた男が、いよいよ大関となる。

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