男子100メートルで好記録続出 追い風参考ながら6人が9秒台!

[ 2017年5月29日 15:47 ]

プロフォンテーンクラシックの男子100メートルで優勝した米国のベイカー(中央)
Photo By AP

 国際陸上連盟(IAAF)で最高ランクに位置づけられるダイヤモンドリーグ(DL)の今季第3戦「プレフォンテーン・クラシック」が米オレゴン州ユージーンで行われたが、男子100メートルでは追い風2・4メートル(2・0メートルまでが正式記録)という参考記録ながら好タイムが続出。全米大学室内の60メートルを2度制覇しているロニー・ベイカー(23歳=米国)が9秒86で優勝したほか、5月13日のDL第2戦(上海)を制した蘇炳添がスー・ビンタン「(27歳=中国)が9秒92で2位に入った。

 ここ数年で急成長を見せているC・J・ウージャ(23歳=英国)が9秒95で3位、リオデジャネイロ五輪のこの種目で銅メダルを獲得したアンドレ・デグラス(22歳=カナダ)が9秒96で4位、04年アテネ五輪の覇者、ジャスティン・ガトリン(35歳=米国)が9秒97で5位に入るなど、参考記録とは言え上位はハイレベルな戦い。9秒98で6位となったマイケル・ロジャース(32歳=米国)までが9秒台をマークした。

 男子5000メートルでは、1万メートルを含めて五輪で2大会連続の2種目制覇を達成しているモー・ファラー(34歳=英国)が13分0秒70で優勝。ファラーは今夏の世界選手権(ロンドン)を最後に引退を表明しているが、依然として他を寄せ付けない走力を見せつけた。

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2017年5月29日のニュース