「宇良の舞い」平幕唯一の2敗守る 2度ヒラリ、北勝富士下す

[ 2017年5月26日 05:30 ]

大相撲夏場所12日目 ( 2017年5月25日    両国国技館 )

北勝富士(右)を送り出しで下す宇良
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 宇良が土俵で2回舞って、平幕でただ一人2敗を守った。まず立ち合いでヒラリ。思い切って右に大きく変化して、北勝富士の強烈な当たりを回避した。すぐに勝負は決まらず、対応されて右を差された。「うわー、と思った。失敗したなと」。しかし、そこは業師だ。肩すかし気味に、再び右に大きくヒラリ。差された右腕を振りほどき、あっという間に背面に回って送り出した。

 北勝富士とは同学年で同じ大卒、15年春場所デビュー組。ここまで切磋琢磨(せっさたくま)して出世してきた。場所前にも稽古で胸を合わせた。宇良は「序ノ口から当たって、どんどん上がってきて(番付が)高いところでもできるのはうれしい」と、白星をかみしめた。全くタイプの違う同期の好敵手。出世レースはこれからも続く。

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2017年5月26日のニュース