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稀勢の里 朝稽古後の「横綱の務め」 厳しい質問も、和やかな話も

両国国技館の売店で発売されている「稀勢の里マスク」
Photo By スポニチ

 相撲担当記者は大相撲の本場所中、その日の原稿に取り上げたい力士の朝稽古を取材にいく。関取の稽古を見て話を聞くには、部屋によって違いはあるものの遅くても午前9時くらいには稽古場に到着しなければならない。横綱・稀勢の里の所属する田子ノ浦部屋は午前8時30分ごろから稽古を見ることが可能で、中に入ると稀勢の里は四股などの基本運動をしている最中だ。場所前は土俵上で相撲を取るが、本場所中は土俵に入っても立ち合いの確認をするだけ。若い衆を立たせてぶつかることもあるが、今場所は一人だけで立ち合いの確認を行っている。その回数は5回程度。そこで本場所の立ち合いをイメージする。てっぽうなどを終えた後に、取材が始まる。

 本場所の取組後の支度部屋では興奮が収まっていないこともあって多くを語らない横綱だが、朝稽古のあとは、報道陣のさまざまな質問に嫌な顔一つせず応対してくれる。左上腕付近の負傷を抱え、黒星発進となった今場所。2日目の稽古場は緊張感に包まれていた。稽古後、稀勢の里はいつものようにまわしを外してバスタオルを腰に巻くと、記者の取材に応じるため上がり座敷に腰を下ろした。厳しい質問を浴びる可能性があっても取材は拒まなかった。かつては稽古後に無言で引き揚げることもあったというが、私が昨年4月に相撲担当に復帰してからはほとんど取材に応じている。稽古場に下りながら取材NGだったのは、最近では左上腕付近を負傷した直後の春場所千秋楽の朝稽古だけだった。取材に応じることも「横綱の務め」と考えているのだろう。おかげで朝稽古後の話は日々の原稿に反映されている。

 本場所の取組後にはできない和やかな話も、朝稽古後は可能だ。両国国技館のグッズ売り場では、今場所から「稀勢の里マスク」(2600円)が売り出された。「地球にうれしい天然ラテックス使用!肌にやさしい自然抗菌作用!」がうたい文句のこの商品、売れ行きは今ひとつだという。マスクを見た人からは「あまり似ていない」という声が多い。では、稀勢の里はどう思っているのか。今場所6日目の朝稽古にそのマスクを持っていくと「かぶってみないと分からない」と言われた。他社の記者にかぶってもらい再度確認すると「三重ノ海さんに似ている」という返答だった。

 そんな、やりとりもありつつ、稀勢の里は後半戦まで土俵に上がり続けている。記者は明日もまた、東京都江戸川区にある田子ノ浦部屋へと足を運ぶ。(佐藤 博之)

[ 2017年5月23日 10:15 ]

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