内村 最後の鉄棒で白井を逆転!NHK杯9連覇「まだまだ僕が上だった」

[ 2017年5月21日 16:57 ]

NHK杯 ( 2017年5月21日    東京体育館 )

<体操NHK杯>優勝を決め笑顔で田中佑典(左)と握手する内村航平(同2人目)と悔しそうな2位の白井健三
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 内村航平(28=リンガーハット)が体操のNHK杯で9連覇を達成。個人総合の連勝を40に伸ばし、7連覇が懸かる世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)の代表に決まった。

 5種目目の平行棒を終えてトップの白井健三(20=日体大)と0・5点差の2位。内村の最終種目の鉄棒を前に、全種目を終えた白井に14.450差だった。着地はわずかに動いたものの、キレのある演技を見せ14・800をマークし逆転優勝。「大きなミスなく6種目できたことは今シーズン、いいスタートが切れたと思う」と語った。

 演技については「練習のときの方がキレのある動きが出来た。試合から遠ざかっていたので。でもどこは世界選手権でアジャストできれば」と語った。

 最終種目で白井を逆転するという展開に「健三との差を気にせずに。でも会場の雰囲気で健三が1位にいることが分かっていたけれど自分の演技をすることに集中して、できました」と笑った。

 さらに「ようやく健三が個人総合で世界体操に行ってくれることの方がうれしい。自分の内容が伴っていなかったから、健三が上に行くかな、と期待を込めながら鉄棒を終えたけど、まだまだ僕が上だった」と内村らしい言葉で後輩の奮起を期待していた。

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