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【玉ノ井親方の視点】高安 突っ張れなくても光る冷静さ

大相撲夏場所5日目 ( 2017年5月18日    両国国技館 )

遠藤を寄り切りで破った高安
Photo By スポニチ

 高安は乗ってるね。立ち合いで当たってから突っ張って攻めて、それで攻めきれなかったら組む。そうして相手の動きを食い止め、再び攻め返す。そういう自分の相撲の流れを、しっかりつくれている印象だ。

 この日は相四つの遠藤と組んだらどうなるかと注目していた。遠藤も膝や足首のケガがあったが、ひと頃よりは復調してきている。でも、高安は当たってからすぐに左を差すと、右でおっつけながら前に出てあっさり勝負を決めてしまった。今は突っ張りきれなくても、冷静に相手の動きを見ることができているし、当たった後の四つ身のことも考えられている。三役で経験を重ね、体が自然と反応できるようになったのだろう。

 心技体の技と体はもうできている。後は心。本人は大関に上がるぞというよりも優勝するぞというくらいの気持ちでいると思う。ここからは自分との闘い。それに勝っていけるかどうかだろう。

 兄弟子の稀勢の里はやっぱり左が使えない状態。でも、それを足の動きでカバーして少しずつ調子を取り戻していくしかない。(元大関・栃東)

[ 2017年5月19日 08:20 ]

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