栃木、22点差逆転で4強!田臥ら積極守備 劇的勝利に4千人本拠歓喜

[ 2017年5月15日 05:30 ]

Bリーグ チャンピオンシップ準々決勝第2戦   栃木77―70千葉 ( 2017年5月14日 )

栃木―千葉 第4クオーター、ベンチに集まった選手とタッチを交わす栃木・田臥(0)
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 初代王者を決めるチャンピオンシップ(CS)準々決勝第2戦は各地で行われ、東地区1位の栃木はホームで同3位の千葉を77―70の逆転で下して2連勝し、準決勝に進んだ。栃木は激しい守備からリズムをつくると、4連続3点シュートなどで最大22点差をひっくり返した。準決勝は川崎―A東京、栃木―三河の顔合わせとなり、19〜21日に行われる。

 試合終了を告げるブザーが鳴り響き、栃木の準決勝進出が決まると、約4000人の観客で埋まった本拠地が歓喜に沸いた。第1クオーターでいきなり20点差をつけられながら劇的な逆転勝ちにウィスマン監督は「ボクシングに例えれば8カウントまでいった。苦しい道だが、素晴らしい勝ち方だった」と相好を崩した。

 負ければ第3戦にもつれ込む状況の中、第3クオーターに逆襲。須田の2連続を含め、立て続けに4本の3点シュートを決めた。「狙おうと思っていた。とても気持ちよかった」と須田。この時点で49―50と1点差まで詰め寄り、逆転へののろしを上げた。

 警戒していた千葉の3点シュート対策はこの日も奏功。田臥が「ディフェンスファーストという気持ちだった」というファウルもいとわない積極的な守備を見せ、富樫には13点を決められたが3点シュートはゼロ。チーム全体の成功率も9・5%(成功2)に抑えた。

 準決勝の対戦相手は西地区1位の三河に決まった。「三河は経験のあるチーム。そこを崩したい」と田臥。決勝の地・代々木競技場へ、苦しい道のりだが一歩ずつ踏破していく覚悟だ。

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2017年5月15日のニュース