朝赤龍、現役生活に幕…朝青龍を追いかけた17年間

[ 2017年5月15日 14:08 ]

引退会見を行い、高砂親方(左)と記念撮影する朝赤龍
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 大相撲元関脇・朝赤龍(35=高砂部屋)が東京・両国国技館で会見し、現役引退を発表した。元横綱・朝青龍と一緒にモンゴルから来日し、同じ明徳義塾高を経て角界入り。幕内在位59場所を数え、高砂部屋唯一の関取として昨年九州場所まで土俵に上がっていたが、負け越して幕下に落ちると、初場所、春場所と連続で負け越した。

 17年間の現役生活に幕を閉じ「横綱(朝青龍)の出世に負けないように早く関取になりたい、稽古したら追いつけるんじゃないか、と思っていた。朝青龍が引退して高砂部屋の関取を切らさない思いでやった」と語った。今後は年寄「錦島」として後進の指導にあたる。

 高砂親方(元大関・朝潮)は「朝青龍がいなくなってから朝赤龍が支えてくれた」と感謝し、弟子の現役時代を振り返り「まじめに地道に努力した。膝をケガしなければ朝青龍に負けない相撲が取れていた」と語った。

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2017年5月15日のニュース