日馬富士　１６番全勝　稀勢との“因縁の対決”に注目

稽古場で大量の汗を流す日馬富士
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　横綱・日馬富士（伊勢ケ浜部屋）が１１日、東京都江東区の同部屋で稽古を行った。横綱・稀勢の里が夏場所出場の意向を固めたことを受け、「私も出ます」と冗談っぽく出場を宣言した。

　この日は同部屋の照強、誉富士を相手に１６番取って全勝。低い体勢からおっつけると、まわしを取らせず、一気に押し出す場面が多かった。両膝と肘には分厚いサポーターが巻かれているが状態の良さをアピールした。

　春場所は序盤に取りこぼしがあったが、１３日目に稀勢の里と対戦して圧倒。その際、土俵下に落ちた稀勢の里が負傷し、存在感を見せつけた。「やるべきことやりました。楽しみですね」。再び４横綱がそろう夏場所、日馬富士―稀勢の里の“因縁の対決”にも注目が集まる。