稀勢の里 夏場所出場が正式決定 田子ノ浦親方「横綱らしい相撲を」

[ 2017年5月11日 12:19 ]

(速報)稀勢の里
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 大相撲の横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が14日に初日を迎える夏場所(両国国技館)に出場することが11日、正式決定した。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が「出場します。休場はしません。本人と話して、今朝出場を決めた」とコメントした。

 稀勢の里は新横綱だった春場所13日目の横綱・日馬富士戦で左上腕付近を負傷しながら、千秋楽まで強行出場して逆転優勝を果たした。負傷の影響で4月の春巡業を全休し、3日の横綱審議委員会の稽古総見(両国国技館)も欠席。関取との稽古を再開したのは6日からだったが、前日まで5日間にわたる出稽古で急ピッチで仕上げた。この日は稽古場には姿を現さず、田子ノ浦親方は「疲れがたまっているので休ませた」と説明した。

 初優勝で横綱昇進を決めた春場所から2連覇中の稀勢の里は、横綱2場所目で初めて番付最上位の東正位に就いた。夏場所では双葉山以来80年ぶりとなる初優勝からの3連覇を目指す。田子ノ浦親方は「出るからには横綱らしい相撲を取ってもらいたい。ファンをがっかりさせないように」と話した。

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2017年5月11日のニュース