稀勢の里 16番取って14勝2敗「自分の相撲を意識」

[ 2017年5月8日 17:30 ]

琴恵光を相手に指名する稀勢の里
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 大相撲の二所ノ関一門連合稽古が8日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われ、左上腕付近を負傷している横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)は十両・琴恵光、幕内・豪風を相手に約25分間で16番取って14勝2敗だった。

 二所ノ関一門には弟弟子の高安を含めて三役が4人いるが、上位陣との対戦は回避。左差しから右上手を取るという内容がほとんどだった。琴恵光が左を差させないように右を固めていった場面でも、稀勢の里が左おっつけをすることはなかった。「しっかり自分の相撲を意識した。(左腕の状態は)非常にいいと思います。本場所は変わってくるかもしれないが、稽古場は一日一日充実している」と話した。

 関取衆との稽古は3日連続となり、いずれも15番程度。「集中しているので、あのぐらいでいいんじゃないか。いつも通り」とイメージ通りであることを強調した。「今までの場所前は、十両や幕内下位とやることはなかった。また違うものを得られる気がするし、いいきっかけになっている」。上位力士と相撲を取らないことを、むしろプラスに捉えていた。

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2017年5月8日のニュース