“カワイ子ちゃんハンター”再び!成田、スマイル女王に照準3差

[ 2017年5月7日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ワールド・サロンパス・カップ第3日 ( 2017年5月6日    茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部西コース=6670ヤード、パー72 )

<ワールドレディスサロンパスカップ3日目>13番、バーディーパットを沈めた成田美寿々は力強くガッツポーズ
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 6位から出た“カワイ子ちゃんハンター”こと成田美寿々(24=オンワードホールディングス)が、4バーディー、3ボギーの71で回り4位に浮上。韓国の“スマイルクイーン”ことキム・ハヌル(28)に3打差までにじり寄り、通算8勝目を狙える位置に付けた。1打差の2位には前年覇者のレキシー・トンプソン(22=米国)、初優勝を狙う川岸史果(22=加賀電子)が並んだ。

 狙った獲物は逃さない。成田はリーダーボードの首位に君臨する“スマイルクイーン”を見据え「トップはキム・ハヌルさんですね。狙っていきたいと思います。私はカワイ子ちゃんハンターです」とニヤリ。過去には藤田光里、香妻琴乃ら、ツアー屈指の美女たちを下して優勝してきたハンターの目が光った。

 この日は「ティーショットが良かった」と260ヤード超の1Wの飛距離を生かしてロングホールの3番、5番でバーディーを奪うなど4バーディー。しかし、最終ホールでは「ティーショットはよかったのに、フォロー(の風)で突き抜けてしまった」とグリーンをオーバー。10メートルから3パットを苦笑いで振り返った。

 思い出のコースで女王の座奪還を狙う。今大会と同じ西コースで行われた2014年は、2打差を逆転しメジャー初優勝を飾った。ここ2年は東コースで開催されたが、3年ぶりに西コースでの開催。「1番のティーグラウンドに立ったときに記憶がよみがえった」と笑顔を見せた。その後も順調に優勝を重ね現在、通算7勝。「今は攻め方を分かっているので手前で止めてパーセーブ、など(状況を)把握しながら回れている」と成長した自分を評価した。

 首位と3打差で臨む最終日。「過去には6打差(逆転)もある」と2013年のNEC軽井沢72での華麗なる逆転優勝(2勝目)を引き合いに出して、自らを鼓舞した。14年の成田の優勝以来、優勝杯は外国勢の手に渡っているが「ワールド・レディース、だけど日本人の手で優勝カップを持ちたいし、それが自分でありたい」。ハンターは“カワイ子ちゃん”と“優勝カップ”の両獲りに照準を定めた。

 ▼カワイ子ちゃんハンター 15年4月のスタジオアリス最終日。成田は美人プロとして知られる同組の藤田光里を下して逆転優勝。藤田に寄せられる歓声に「アウェーの雰囲気こそ私のホーム。カワイ子ちゃんハンターなんで」と自ら発言。14年7月のサマンサタバサ・レディースでは、同じく美人プロの香妻琴乃をプレーオフの末に下して3勝目を挙げており「カワイ子ちゃんハンター」の異名が定着した。

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