日本、ベテラン勢でV王手!山田&堀江&立川 W杯代表が格の違い見せた

[ 2017年5月7日 05:30 ]

ラグビー アジア選手権第3戦   日本29―17香港 ( 2017年5月6日    秩父宮 )

日本―香港 後半、立川がトライを決める
Photo By 共同

 日本は香港に29―17で勝利し、総勝ち点15として優勝に王手をかけた。先発15人中13人がキャップ1桁の若いチームは後半20分までリードを許すなど苦しんだが、同21分にWTB山田章仁(31=パナソニック)が同点、28分に途中出場のフッカー堀江翔太(31=パナソニック)が勝ち越しトライ。2カ月半ぶりの実戦復帰となったCTB立川理道(27=クボタ)を含めた15年W杯代表の3人が格の違いを見せた。

 言葉でなくプレーで手本を示す。12―10で折り返した後半開始から登場した堀江はそう決めていた。いったんは逆転を許し、山田のトライで同点として迎えた後半28分。縦を突いてラックを連続で形成し、最後はショートパスを受けて勝ち越しトライ。「チャンスではどれだけ運動量が勝るかなので。あのくらいはベーシック」。すぐに起き上がり次のポイントへ走る。怠りがちな基本プレーで決勝トライを奪った。

 初キャップのCTB鹿尾が2トライをアシストするなど若手は見せ場をつくった一方、同じ反則を繰り返し、圧力を受けた場面でチームの約束事を乱した。浮足立ったチームの重しともなった堀江は「もう少し賢く周りを生かしたプレーができれば。これからだと思う」と今後の成長に期待した。

 チャンスを得ながら決め切れなかったWTB尾崎に対し、計2トライの山田は「取り切るところを見せたかった」と貫禄のコメントを残した。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも「(若い)今のチームに必要な試合になった」と話した。

続きを表示

2017年5月7日のニュース