キャバリアーズ第4Qに猛攻!敵地でも勝って東地区決勝進出に王手

[ 2017年5月6日 12:58 ]

35得点を挙げたキャバリアーズのジェームズ(右)
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 NBAプレーオフの東地区は5日に準決勝第2戦の1試合を行い、2位キャバリアーズが敵地トロントで3位ラプターズを115―94(前半49―52)で下して3戦全勝。3季連続の地区決勝進出に王手をかけた。 キャバリアーズは今プレーオフでは1回戦(対ペイサーズ)を含めて7戦全勝。昨季ファイナルの第5戦からポストシーズン通算で10連勝を飾った。

 昨季のプレーオフでは東地区決勝の第3戦でラプターズに敗れるまで10連勝。2年連続プレーオフの初戦から7連勝以上を飾ったのは1949年と50年のレイカーズ(当時の本拠地はミネアポリス)だけ。レイカーズはともに8試合目で敗れているため、キャバリアーズは7日の第4戦に勝つと「2年連続8戦全勝」を達成した最初のチームになる。

 レブロン・ジェームズ(32歳)は41分出場して35得点をマーク。今プレーオフで30得点以上を記録したのは6回目となった。ラプターズの弱点でもあるインサイドを徹底して攻めているため反則をもらってのフリースローが多く、この日は16回ラインに立って15回を成功。今季のフリースロー成功率はNBA14季目で自己ワーストの67・4%だったが、地区準決勝に入って82・2%にまでアップしている。FT試投と成功数は今季平均で7・2本と4・8本。これもラプターズとの3試合では15・0本と12・3本に増えており、レギュラーシーズンではなかった姿を見せている。

 ケビン・ラブ(28歳)は16得点、13リバウンド、カイリー・アービング(25歳)も16得点を稼いでジェームズをサポート。ベンチから出たカイル・コーバー(36歳)は3点シュートを6本中4本沈めて14点をマークした。

 ラプターズは第3Q終了時点で2点差(77―79)にくらいついていたが第4Qで17―36と失速。今季22・4得点を挙げていたガードのカイル・ラウリー(31歳)は第2戦で痛めた左足首の状態が回復せず欠場したが、その影響もあってチームの3点シュートの成功は18本中2本にとどまった。

 第2戦で5得点に終わったデマー・デローザン(27歳)は40分出場して今プレーオフ自身最多の37得点を稼いだが勝負どころの第4Qではわずか1得点。キャバリアーズの執ようなダブルチームをかいくぐって第3Qまでは自分でオフェンスを組み立てていたが、ベンチにいる間に劣勢となった第4Qの序盤ではリズムを失った。

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