小柳改め豊山に高安太鼓判「強い」本人は“待ったなし”稽古でぐったり

[ 2017年5月6日 05:30 ]

稽古で高安(右)の胸を借りる新入幕の豊山
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 大相撲夏場所(14日初日、東京・両国国技館)で新入幕を果たした小柳改め豊山(23=時津風部屋)が5日、関脇・高安(27=田子ノ浦部屋)から将来性を認められた。東京都墨田区の時津風部屋で、前日に続き出稽古に訪れた高安と15番取り2勝するのが精いっぱいだったが、大関獲りを狙う実力者から「強い。芯がぶれない。当たりがいい」と太鼓判を押された。

 おっつけて土俵際まで追い込み、あと一歩まで迫りながら、半身になった相手に逆転される。実力差を感じながらも、馬力で押し切ることもあった。稽古も終盤になると旧鳴戸部屋直伝の間髪入れない“待ったなし”のバージョンに切り替えられ、汗びっしょりの豊山は「幕下時代にやっていたけど、相手の格が違う」と音を上げた。

 15番取り終え、2日連続の高安による“かわいがり”を覚悟していたが、最後は先輩からぶつかり稽古5本を命じられて終了。「神様、ありがとう」とつぶやき、充実の稽古を締めくくった。

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2017年5月6日のニュース