キャバリアーズ地元で快勝 ビッグ3活躍でラプターズ寄せ付けず

[ 2017年5月2日 13:30 ]

35得点を挙げたキャバリアーズのジェームズ
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 1日に行われたNBAプレーオフ東地区の準決勝シリーズで2位キャバリアーズは3位ラプターズに116―105(前半62―48)で快勝。地元クリーブランドでの初戦を白星で飾った。

 1回戦(対ペイサーズ)を4戦全勝で制覇したこともあって中7日と休養十分。レブロン・ジェームズは41分出場して23本のフィールドゴール(FG)のうち13本を成功させて35得点をマークした。3点シュートも5本中2本を決めて10リバウンドも記録。前半途中で18点をリードしながら第3Qに一時7点差に詰め寄られたが、ジェームズの3点シュートなどで一気に突き放した。

 カイリー・アービング(25)も24得点とプレーオフ自己最多の10アシストを稼ぎ、ケビン・ラブ(28)も18得点と9リバウンドをマーク。ビッグ3が底力を発揮してラプターズを寄せ付けなかった。

 ジェームズのプレーオフでの30得点以上は通算88回目でコービー・ブライアント(元レイカーズ)と並んで歴代2位に浮上。通算得点は5738となり、歴代2位のカリーム・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか=5762)まであと24点と迫った。両部門の歴代1位の記録はともにマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)が保持しており、通算得点は5987で30得点以上は109回。ジェームズはいよいよ“神”の領域に足を踏み入れ始めた。

 なおジェームズのプレーオフでの3点シュート成功本数は298。レイ・アレン(元ヒートほか)、レジー・ミラー(元ペイサーズ)、マヌー・ジノビリ(スパーズ)に続く史上4人目の通算300本まであと「2」となった。

 昨年の東地区決勝でキャバリアーズに2勝4敗で敗れているラプターズは雪辱を期して初戦に臨んだが完敗。カイル・ラウリー(31)が20得点、11アシスト、デマー・デローザン(27)が19得点をマークしたものの勝機は見いだせなかった。

 これでプレーオフの初戦は通算1勝12敗で、敵地クリーブランドでは4連敗。このカードは今季1勝3敗だったが、その1勝はキャバリアーズがジェームズら主力を休ませた試合だけに、苦手意識をさらに強める一戦になってしまった。

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