トラック残す?球技専用?新国立の“五輪後”5月中にも決着へ

[ 2017年4月30日 05:30 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとして建設工事が進む新国立競技場の大会後の利用を巡り、政府が文部科学副大臣の下に設置した作業部会の協議を5月中にも約8カ月ぶりに再開させ、計画の大枠を固める方針であることが29日、分かった。焦点になっている球技専用化か、陸上利用も可能とするかの問題について決着を図る。

 政府、与党内には、収益性を高めるため、大会後は陸上トラックの位置に観客席を増設して6万8000席から8万席とし、集客が見込めるサッカーやラグビーの球技専用競技場とすべきだとの意見が強い。一方、日本陸上競技連盟は五輪のレガシー(遺産)として陸上の機能を残すことを希望している。

続きを表示

2017年4月30日のニュース