NBAペイサーズのバード社長が電撃辞任 後任にはプリチャードGMが昇格

[ 2017年4月29日 15:12 ]

辞任したペイサーズのバード球団社長(AP)
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 NBAペイサーズのラリー・バード球団社長(60歳)が28日に電撃辞任。AP通信が報じているものでケビン・プリチャードGM(49歳)が社長に昇格する。

 かつてセルティクスの主力フォワードとして活躍し、世界的な人気を誇ったバード氏は1997年から監督としてペイサーズを3シーズンにわたって指揮。1998年には最優秀監督に選出され、2000年にはファイナル出場を果たしたがそのシーズン・オフに辞任した。

 ペイサーズはインディアナ州インディアナポリスを本拠にしているが、バード氏は同州出身ということもあって2003年に球団社長として復帰。2012年には最優秀フロント(エグゼクティブ)に選ばれた。NBAのスター選手として活躍した同氏は1984年と86年にシーズンMVPに輝いており、選手、監督、フロントの3つで“ナンバーワン”となったのは現在もなおバード氏だけ。12年に健康面の不安を理由にいったん社長職を退くが、13年に再び復帰して選手補強などで陣頭指揮を執ってきた。

 ペイサーズは今プレーオフの1回戦ではキャバリアーズに4戦全敗。来季にFAとなる大黒柱のポール・ジョージ(26歳)の処遇をどうするのかは、プリチャード新社長の手にゆだねられることになった。

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