セルティクスは連敗から4連勝、5年ぶりに1回戦を突破 準決勝でウィザーズと激突!

[ 2017年4月29日 14:26 ]

23得点を挙げたセルティクスのブラドリー(AP)
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 NBA東地区のプレーオフは28日に2試合が行われ、1位セルティクスは敵地シカゴで8位ブルズを105―83(前半54―41)で下して4勝2敗。地元ボストンで連敗を喫して始まったシリーズだが、その後は4連勝を飾って5年ぶりに地区準決勝に駒を進めた。

 この日はシューティングガードのエイブリー・ブラドリー(26歳)がプレーオフの自己記録にあと「1」と迫る23得点をマーク。アイゼイア・トーマス(28歳)は26分の出場で12得点止まりだったが、先発5人が全員2ケタ得点をマークして勝利を収めた。

 トーマスはこのシリーズが始まる直前に交通事故で死亡した妹チャイナさん(享年22)の葬儀に参列するため、いったん故郷のワシントン州タコマへ移動。準決勝では今季2勝2敗のウィザーズと対戦することになったが、米国を横断する長距離移動を経て、中1日で初戦(30日)に臨むことになった。

 トーマスは今季リーグ3位の28・9得点をマークしたが、妹の悲劇の影響もあってか1回戦の6試合では23・0得点。3点シュートの成功率も37・9%から20・0%にダウンしており、満足のいく内容は残せなかった。しかしその心中を察したのかチームメートが奮起。先発平均身長は194・0センチとリーグ平均を8センチほど下回っているが、その超スモール・ラインアップがブルズとの第3戦以降ではうまく機能した。

 敗れたブルズは敵地で2勝しながらその後は失速。第6戦でジミー・バトラー(27歳)は23得点を稼いだが、ドウェイン・ウェイド(35歳)は19分の出場で2得点のみ。第2戦まで活躍したガードでパサーのライジョン・ロンド(31歳)が右手親指の骨折で戦列を離れてからは流れが一気に悪くなった。

 4位のウィザーズも敵地で決着。アトランタで5位ホークスを115―99(前半65―46)で退け、4勝2敗で1回戦を突破した。

 ジョン・ウォール(26歳)が44分出場して42得点を挙げれば、ブラドリー・ビール(23歳)も31得点をマーク。チーム全得点の63・5%を先発のガード陣がたたきだしてここ4年で3回目の地区準決勝進出を果たした。

 ホークスは第3Q序盤で22点差をつけられながら、第4Qの残り3分で3点差にまで肉薄。しかし逆転までには至らず、このシリーズでは初めてアウェーのチームが白星を挙げた。 

 これで東地区の4強が確定。準決勝は1位セルティクス対4位ウィザーズ、2位キャバリアーズ対3位ラプターズと上位シードの4チームによる対戦となった。

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