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「ゴルフ大好き県」熊本 一ノ瀬優希は御船町の希望の星 町長先頭に熱い応援

KTT杯バンテリンレディスオープン・プロアマ大会で熊本地震復興祈念植樹を行う(左から)一ノ瀬優希、若林舞衣子、横山倫子
Photo By スポニチ

 熊本県で4月14日から16日まで、2年ぶりに開催された「KKT杯バンテリン・レディース」。昨年4月16日に発生した熊本地震の影響で、開幕を前日に控えていた2016年大会は中止となった。出身プロが「ゴルフ大好き県」と口をそろえるほどゴルフ熱の高い熊本県。震災で傷を負ったこの地にトーナメントが“帰ってくる”ということで、期間中は約1万7000人ものギャラリーが会場に詰めかけた。

 競技第2日、ひときわ目立つ赤いジャンパーを着たギャラリーの集団に出会った。手には「がんばれ優希!」と書かれた小旗が握られている。“赤い集団”が見つめる先には、熊本県御船町出身の一ノ瀬優希(28=ミロク情報サービス)の姿。そろいの赤ジャンパーを着た約30人の“チーム一ノ瀬”は小旗に祈りを込めるように力強く握り、一ノ瀬の一挙手一投足に視線を送っていた。

 「一ノ瀬さんは、御船町の希望の星なんです」。集団の中心にいた藤木正幸町長(51)がつぶやいた。御船町は熊本市の東南に位置する人口約1万7500人の町。北側は甚大な地震の被害を受けた益城町と接している。御船町も大きな被害を受け、震災から1年が経過した現在も、町民約1700人が仮設住宅での生活を余儀なくされているという。

 2016年にプロ10年目の節目の年を迎えた一ノ瀬は、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の選手会長にあたる「ミーティング委員長」を担っていた。「まさか自分が委員長を務める年に地元が震災に遭うなんて――」。震災以降、LPGAの選手を率いる委員長として、また熊本出身プロの一員として、チャリティー活動ほか復興活動に奔走する一年を送った。

 “チーム一ノ瀬”は同級生、そして町長ほか町役場の職員を中心に構成されている。シンボルカラーの赤色は「一ノ瀬の一番好きな色」ということで選ばれた。藤木町長にとって、この日は初めてのゴルフ観戦だった。「一ノ瀬さんは自分も被災したにも関わらず、御船町に物資提供をたくさん送ってくれました。今度はこちらが応援しない訳にはいかない」。

 地元の熱い応援を受け6位でフィニッシュ。「たくさん応援の声を掛けてもらってビックリしました。2年分のパワーが伝わった」と、約10カ月ぶりのトップ10入りを果たした。

 大役を終えた一ノ瀬は、ラウンド後すぐに「来年はリベンジします!」と口にした。一ノ瀬は御船町、熊本とともにこれからも歩み続ける。(伊藤 靖子)

[ 2017年4月28日 11:00 ]

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