シャラポワ、代用薬は明かさずも強気 “妖精2世”は痛烈批判

[ 2017年4月27日 11:17 ]

ポルシェ・グランプリ シングルス1回戦 ( 2017年4月26日    独シュツットガルト )

復帰戦を勝利で飾り、投げキスをするシャラポワ(AP)
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 ドーピングが発覚した際に、シャラポワは医療目的で長年に渡ってメルドニウムを使用していたと釈明した。1回戦を終えた後の会見では「合法的に使える代わりの薬は見つかったのか」と突っ込まれて「それは私とツアーとドクターが知っていればいい」と言葉を濁した。

 競技力向上効果があるとされるメルドニウムは不整脈や心疾患の治療に使われ、シャラポワは06年から服用していたという。メルドニウムはラトビアで製造された抗虚血薬で、シャラポワが拠点とする米国では承認されていないだけに、その使用理由にも疑念が深まっていた。

 主催者推薦を得ての復帰については、対戦相手のビンチ(イタリア)を始め、多くの選手から批判された。“シャラポワ2世”と呼ばれたことのあるブシャール(カナダ)も「彼女はうそつき。不公平だし、復帰は許されるべきじゃない。ツアーは子どもたちにも間違ったメッセージを送ることになる。“ウソをつきなさい。そうしたら両手を広げて迎え入れてあげるわ”ってね」と手厳しかった。

 シャラポワ自身はあくまで強気。「人が何を言うかはコントロールできない。大事なのはコートで自分が何をするか。そうじゃなきゃ4大大会を5回勝ったり、世界1位にもなっていない」と周囲の批判もどこ吹く風だった。

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