ロケッツが地区準決勝に進出 サンダーのウエストブルックは大記録とともにシーズン閉幕

[ 2017年4月26日 15:43 ]

34得点をマークしたロケッツのハーデン
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 NBAプレーオフは25日に西地区1回戦の3試合を行い、3位ロケッツは地元ヒューストンで6位サンダーを105―99(前半51―44)で下して4勝1敗。2季ぶりに地区準決勝へ駒を進めた。

 ジェームズ・ハーデン(27歳)は34得点と8リバウンド、4アシストをマーク。第3Q終了時点で5点を追う展開となったが、勝負どころの第4Qを33―22で制して試合をひっくり返した。

 サンダーはラッセル・ウエストブルック(28)が47得点、11リバウンド、9アシストを稼いだが惜敗。ウエストブルックは第3Qには20得点を集中させたが、第4Qでは放った11本のフィールドゴールのうち9本を外して涙をのんだ。今季は歴代最多となる42回のトリプルダブルを達成し、シーズン平均(31・6得点、10・7リバウンド、10・4アシスト)とプレーオフ平均(37・4得点、11・6リバウンド、10・8アシスト)でも3部門で2ケタの数字を記録。しかしかつてチームメートだったハーデンを中心とするロケッツの総合力に屈する形となった。

 2位スパーズは地元サンアントニオで7位グリズリーズに116―103(前半55―49)で勝って3勝2敗。カワイ・レナード(25歳)が28得点、ベンチから出たパティー・ミルズ(28歳)が20得点を挙げて1回戦突破に王手をかけた。

 チームの3点シュートは28本中14本成功。13年のファイナル(対ヒート)で記録したチームの最多本数にあと「2」と迫るなどシューティングが好調だった。

 グリズリーズはマイク・コンリー(29歳)が26得点、マーク・ガソル(32歳)が17得点を挙げたものの、ポストシーズンのこのカードではロードで9連敗となった。なお第6戦はグリズリーズの地元メンフィスで27日に行われる。

 一方、5位ジャズは敵地ロサンゼルスで4位クリッパーズに96―92(前半46―43)で競り勝って3勝2敗。第4戦で食あたりのために試合途中でロッカールームに退いたゴードン・ヘイワード(27歳)が41分出場して27得点を稼いで勝利に貢献した。

 復帰2戦目となったセンター、ルディー・ゴベールも36分で11得点と11リバウンド、5スティールをマーク。初戦でブザービーターを決めたベテランのジョー・ジョンソン(35歳)も14得点を挙げ、7季ぶりのシリーズ制覇にあと1勝と迫った。

 主力フォワードのブレイク・グリフィン(28歳)が右足つま先の故障で戦列を離れたクリッパーズは連敗。クリス・ポール(31歳)は28得点と9アシストをマークしたが、グリフィンに代わって第4戦から先発に回っているマーリース・スペイツ(29歳)は13分の出場でわずか1得点と精彩を欠いた。このカードの第6戦は28日にジャズの地元ソルトレイクシティーで行われる。

 <27日のテレビ放送>

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