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【岡崎真の目】ミス連発の羽生 「こだわり」捨てれば確実に飛べる

フィギュアスケート世界国別対抗戦第1日 ( 2017年4月20日    東京・国立代々木競技場 )

羽生は仲間に手を合わせて“ごめんなさい”
Photo By スポニチ

 羽生の冒頭のループは、ループというジャンプ独特の難しさが影響したように思う。ループはフリーレッグ(滑っていない方の脚)がほとんど使えない。羽生が踏み切る直前、踏み込んだ右足のエッジが滑っておらず、タイミングがずれた。滑らなかった理由は力みなのか氷の問題なのかは分からないが、他のジャンプならフリーレッグの動きなどで、もっと勢いが得られたはず。そうなれば1回転、ということはなかっただろう。

 続く4回転サルコーは、最も跳びやすいと思われるルートではないまま跳んだことでミスとなり、連続ジャンプにすることができなかった。今季はずっとこのルートを変えずにきたが、羽生本来の能力からすれば、もっと確実に跳べる方法論があったはず。1、2度失敗したからといって楽な方へと流れない「こだわり」は素晴らしいが、もう少し勝負に徹してもよかったと感じる。

 一方、宇野は世界選手権の銀メダルですっかり自信をつけたようにみえた。4―3回転は4―2回転となってしまったが、音楽との同調性や間の取り方は確実に向上しており、プログラムに厚みが増した。それが、羽生やチャンを超え、全体トップとなる5項目の演技点につながったのだろう。 (ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

[ 2017年4月21日 08:35 ]

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