8位ブルズ、1位セルティクスに連勝 バトラー&ウェイドが22得点

[ 2017年4月19日 13:14 ]

22得点を挙げたブルズのバトラー(AP)
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 NBAプレーオフ東地区1回戦は18日に2試合が行われ、レギュラーシーズンの最終82試合目にポストシーズンへの進出が決まった8位ブルズが、敵地ボストンで1位セルティクスを111―97(前半54―46)で下して連勝。ジミー・バトラー(27歳)とドウェイン・ウェイド(35歳)がそれぞれ22得点、ライジョン・ロンド(31歳)は古巣を相手に11得点、9リバウンド、14アシストをマークして白星を2つ並べた。

 セルティクスは開始30秒にアイゼイア・トーマス(28歳)の3点シュートで先制し、その後7―0と順調な滑り出しとなったが、結局リードを奪った時間帯は計3分11秒間のみ。1984年以降、ホームで敗れたあとの第2戦では“5連勝”を飾っていたがその記録も途絶えた。初戦で44―65と圧倒されたチームのリバウンド本数は第2戦でも38―43と劣勢。3点シュートも33本中10本の成功にとどまっており、攻守両面で悪い流れを断ち切れない状態が続いている。

 15日に妹のチャイナさん(享年22)を自動車事故で亡くしたトーマスは42分出場したが20得点のみ。フィールドゴールの成功は15本中6本のみで、追撃を図った第4Qでもプレーに精彩を欠いた。今季リーグ2位の90・9%を誇っていたフリースローも13本中6本失敗。敗色濃厚となった残り1分でベンチに下がると両手で顔を覆ってうつむいていた。

 第3戦は21日にシカゴで行われるが、トーマスはいったんワシントン州タコマに移動して妹の葬儀に参列。敵地での2試合で流れを変えたいところだが、チームは重々しい空気に包まれており、「圧倒的に有利」とされていたシリーズ開幕前の予想が完全に覆される展開となってしまった。

 3位ラプターズは地元トロントで6位バックスに106―100(前半55―52)で競り勝って1勝1敗。初戦で4得点と不振に終わった主戦ガード、カイル・ラウリー(31歳)が22得点を稼ぎ、102―100で迎えた残り8・9秒には勝利を決定づける貴重なジャンプシュートを成功させた。

 デマー・デローザン(27歳)は23得点、サージ・イバカ(27歳)は後半の13得点を含む17得点をマーク。ホームでの連敗は免れた。

 バックスはヤニス・アデトクンボ(22歳)が42分出場して24得点、15リバウンド、7アシストを挙げたものの惜敗。第3戦(20日)と第4戦(22日)は地元ミルウォーキーで行われる。

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