羽生“真央の象徴”トリプルアクセルで今季締める

[ 2017年4月17日 05:30 ]

自分が描かれたモニュメントを除幕する羽生
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(22=ANA)が16日、宮城県仙台市で自身のモニュメントの除幕式に参加した。現役を引退した浅田真央さん(26)について、「挑戦の象徴のように感じている。トリプルアクセルもそうですし、何よりも曲に合わせて難しいステップやスピン、ジャンプをやっていたとしてもそこに難しさを感じさせないところが素晴らしい」と話した。

 11日に日本連盟を通じてコメントを発表したが、公の場で浅田さんの引退に言及するのは初めて。浅田さんがブログで引退を表明した10日は、「気持ちの底から落ち込んだ。寝られなかった」という。この日のトークショーで、自身の一番好きな技を問われると「アクセル」と答えた。ジュニア時代、浅田さんを参考にして大技を習得した思い出がある。

 20日開幕の世界国別対抗戦(東京・国立代々木競技場)で今季を締めくくり、連覇が懸かる18年平昌五輪へ歩を進める。「一つ一つの試合に集中して、限界を高めていきたい」。4回転ジャンプより基礎点や難度は低くても、思い入れのあるトリプルアクセルが、偉業に挑む王者を支える。

続きを表示

2017年4月17日のニュース