池江 女子初の大会5冠へ好発進 50自由形快勝も「凄く悔しい」

[ 2017年4月14日 05:30 ]

競泳日本選手権第1日 ( 2017年4月13日    名古屋市ガイシプラザ )

競泳日本選手権第1日 女子50メートルバタフライで優勝した池江は観客の声援に手を振って応える
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 16歳が女子初の大会5冠へ好発進した。池江が50メートルバタフライ決勝で2位に1秒以上の差をつけ25秒51で圧勝。まず1冠で、世界選手権代表権を内定させたが「日本記録を狙ってやってきたので、凄い悔しいです。今の実力というところだった」と自己評価は厳しかった。

 日本記録を連発したリオ五輪から8カ月。女子エースとなった池江が日本最高峰の大会でも期待にたがわぬ実力を見せつけた。序盤から抜け出し、世界基準のスピードに乗ると、一度の息継ぎでゴール板にタッチ。自身の持つ日本記録に100分の1秒届かなかったが、場内は歓声に包まれた。

 年末年始にはメキシコで自身初となる高地合宿を行い、心肺機能を強化。帰国後のレースで日本記録を更新するなど勢いは止まらない。冬のフランス遠征では海外勢にもまれ、「ドルフィンキックのスピードが外国勢に比べてまだまだだと痛感するところがあった」と貪欲に自分を磨いてきた。残り全レースで優勝すれば女子初の5冠だ。池江は「あと4種目しっかり記録を狙っていきたい」と力強く語った。

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2017年4月14日のニュース