“ポスト真央”平昌代表選考は新基準 出場枠異なり異例の男女別に

[ 2017年4月14日 05:30 ]

浅田真央さん
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 18年平昌五輪のフィギュアスケートの日本代表選考で、日本連盟が男女別の選考基準を設ける可能性が13日、浮上した。国別の出場枠が懸かった世界選手権で羽生結弦(22=ANA)が優勝した男子は最大の3枠を獲得したが、女子は4大会ぶり2枠に。日本連盟の関係者は「まだ何も決まっていない」と前置きした上で、「枠の数も違うし、男子と女子で違う基準で選考する可能性もある」と明かした。

 今後、フィギュア委員会などで話し合われ、6月中旬の理事会で正式に決定する見込み。男女ともに3枠だった10年バンクーバー五輪、14年ソチ五輪は、男女同じ選考基準を適用して全日本選手権の優勝者らが代表に決まった。06年トリノ五輪は女子が3枠に対して男子は1枠だったが、04―05年シーズン、05―06年シーズンの成績をポイント化して争う男女同じ基準で選考した。平昌五輪で男女別に選考基準を設定すれば、異例となる。

 元世界女王の浅田真央さん(26)は引退したが、女子代表争いは大激戦必至だ。左股関節疲労骨折の影響で世界選手権を欠場したエースの宮原知子(19=関大)、世界選手権5位の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)や樋口新葉(16=日本橋女学館高)、世界ジュニア選手権銀メダルの本田真凜(15=関大高)も来季はシニアに参戦。12日の会見で、浅田さんは「2枠をたくさんの選手が争うので、ホントにハイレベルな試合になると思う」と話していた。最高の舞台に最高の選手を送り込むため、最適な選考基準が求められる。

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2017年4月14日のニュース