セルティクス 9季ぶり東地区第1シードに ペイサーズ、ブルズもPOへ

[ 2017年4月13日 15:18 ]

東地区第1シード獲得に貢献したセルティクスのトーマス(中央)(AP)
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 NBAは12日にレギュラーシーズン最終日の14試合を各地で行い、セルティクスは地元ボストンでバックスを112―94(前半57―56)で下して3連勝で53勝29敗。第1Qは25―36と出遅れたが、勝負どころの第4Qを32―16で制して9季ぶりに東地区の第1シードとなった。セルティクスが東地区の全体1位となったのは通算で15回目。過去14回のうち7回でファイナル制覇を達成しており、勢いを維持したままプレーオフ1回戦で8位のブルズ(今季2勝2敗)と顔を合わせることになった。

 1メートル75の小柄なガードながらチームを支えてきたアイゼイア・トーマス(28歳)は前半で無得点だったものの後半は13得点。今季平均では28・9となり、チームではラリー・バード(1987年シーズン=29・9)に次ぐ歴代2位のハイスコアをマークした。

 最終日に3チームでプレーオフの残り2枠を争っていたサバイバル合戦はペイサーズとブルズが勝って東地区の7位と8位が確定。9位ヒートもウィザーズを退けてブルズと同じ41勝41敗としたが、直接対戦でブルズに1勝2敗と劣っているためにプレーオフへの出場権を逃した。試合が終わると勝ったにもかかわらずゴラン・ドラギッチ(30歳)ら主力選手は目に涙。ロッカールームでは無言で肩を落とすなど、ショックを隠せなかった。

 昨季王者のキャバリアーズはレブロン・ジェームズ(32歳)ら主力3選手を休ませて地元クリーブランドでラプターズと対戦したが、83―98(前半34―53)で敗れて51勝31敗。4連敗で全日程を終了した。ジェームズ不在の試合はこれで今季8戦全敗。プレーオフ1回戦では東地区全体7位のペイサーズと対戦するが、課題を抱えたままのポスト・シーズンとなりそうだ。

 ファイナルまでのホーム・アドバンテージを握っているウォリアーズは地元オークランドでレイカーズを109―94(前半74―50)で退けて67勝15敗。復帰3戦目のケビン・デュラント(28歳)がフィールドゴールを16本中11本、3点シュートを7本中5本成功させて29得点を稼ぎ、プレーオフに向けて順調な仕上がりぶりを見せた。

 クリッパーズは地元ロサンゼルスでキングスに115―95(前半53―47)で快勝。同率で並んでいたジャズもスパーズに101―97(前半53―46)で勝ったが、直接対戦でクリッパーズが3勝1敗としているため西地区4位の座を確保。5位ジャズと顔を合わせる西地区1回戦でのホーム・アドバンテージを握った。

 シーズン最多の42回のトリプルダブルを達成したサンダーのラッセル・ウエストブルック(28歳)は地元オクラホマシティーでの最終戦(対ナゲッツ)に前半だけ出場したが18分で5得点、5リバウンド、8アシスト。チームは105―111(前半64―56)で敗れて47勝35敗となった。サンダーは西地区全体6位でプレーオフに進出。1回戦では今季1勝3敗と分の悪い3位ロケッツと激突する。

 <その他の結果>

ブルズ112―73ネッツ、マーベリクス100―93グリズリーズ、ロケッツ123―118ティンバーウルブス、ペイサーズ104―86ホークス、ヒート110―102ウィザーズ、ニックス114―113 76ers、マジック113―109ピストンズ、ペリカンズ103―100トレイルブレイザーズ

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