12日に最終戦 キャバリアーズが3連敗 セルティクス 東地区全体の首位に浮上

[ 2017年4月11日 15:36 ]

キャブスのシャンパートを体当たりで止めるヒートのT・ジョンソン(AP)
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 NBAは10日に各地で9試合を行い、キャバリアーズは敵地マイアミでヒートに延長の末に121―124(前半56―60、延長13―16)で敗れて3連敗。前日のホークス戦に続き延長戦を落として51勝30敗となった。この結果、セルティクスが東地区全体の首位に浮上。キャバリアーズは2位に陥落して12日の最終戦(対ラプターズ)を迎えることになった。

 レブロン・ジェームズ(32歳)とカイリー・アービング(25歳)は休養で欠場。最大15点をリードしながら敗れ去り、ジェームズ不在の試合は今季7戦全敗となった。先発したガードのデロン・ウィリアムス(32歳)は今季自己最多の35得点をマーク。延長の残り39秒には“4点プレー”で121―120と勝ち越したが、そのリードを守り切れなかった。

 東地区全体9位のヒートは40勝41敗。負けていればプレーオフ進出の可能性が消滅したが、24得点を挙げたタイラー・ジョンソン(24歳)が延長の残り29秒と13秒に与えられた4本のフリースローをすべて成功させてジェームズ不在のキャバリアーズに競り勝った。

 ヒートは12日の最終戦でウィザーズと対戦。プレーオフ進出は同率で並んでいるブルズと7位ペイサーズの結果次第となった。

 セルティクスは地元ボストンでネッツに114―105(前半58―40)で勝って52勝29敗。アイゼイア・トーマス(28歳)が27得点を稼ぎ、所属の東地区アトランティックで5季ぶり通算22回目のディビジョン優勝が決まった。

 12日の最終戦(対バックス)に勝てば、9季ぶりに東地区の第1シードとしてポストシーズンに駒を進める。

 リーグ全体首位が決まっているウォリアーズは地元オークランドでジャズに99―105(前半51―49)で敗れて連勝は14でストップ。ステファン・カリー(29歳)は28得点、ケビン・デュラント(28歳)は16点を挙げたが、第4Qの勝負どころでは主力はベンチに下がった。

 プレーオフ1回戦でクリッパーズとの対戦が決まっているジャズは7季ぶりに50勝に到達。ロードでのこのカードは2013年4月7日以来の勝利で、連敗を7でくい止めた。

 <その他の結果>

ペイサーズ120―111 76ers、ブルズ122―75マジック、ウィザーズ105―101ピストンズ、バックス89―79ホーネッツ、トレイルブレイザーズ99―98スパーズ、クリッパーズ125―96ロケッツ

 <東地区全体順位>

(1)*セルティクス(52勝29敗)(2)*キャバリアーズ(51勝30敗)(3)*ラプターズ(50勝31敗)(4)*ウィザーズ(49勝32敗)(5)*ホークス(42勝38敗)(6)*バックス(42勝39敗)(7)ペイサーズ(41勝40敗)(8)ブルズ(40勝41敗)(9)ヒート(40勝41敗)(10)ピストンズ(37勝44敗)(11)ホーネッツ(36勝45敗)(12)ニックス(30勝51敗)(13)76ers(28勝53敗)(14)マジック(28勝53敗)(15)ネッツ(20勝61敗)

 <西地区全体順位>

(1)*ウォリアーズ(66勝15敗)(2)*スパーズ(61勝20敗)(3)*ロケッツ(54勝27敗)(4)*クリッパーズ(50勝31敗)(5)*ジャズ(50勝31敗)(6)*サンダー(46勝34敗)(7)*グリズリーズ(43勝38敗)(8)*トレイルブレイザーズ(41勝40敗)(9)ナゲッツ(38勝42敗)(10)ペリカンズ(33勝47敗)(11)マーベリクス(32勝48敗)(12)キングス(31勝49敗)(13)ティンバーウルブス(31勝49敗)(14)レイカーズ(25勝55敗)(15)サンズ(24勝57敗)

 *はプレーオフ進出が確定。ポストシーズンに参加できるのは両地区上位8チーム。レギュラーシーズンは82試合。

 <12日のテレビ放送>

ティンバーウルブス―サンダー

WOWOWライブ 11時30分〜

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