羽根田 3年連続11度目のV!2位に大差「今までで一番重圧あった」

[ 2017年4月10日 05:30 ]

カヌー・全日本スラローム大会 ( 2017年4月9日    富山市井田川カヌー競技場 )

男子カナディアンシングルで優勝した羽根田
Photo By 共同

 カヌーの全日本スラローム大会は日本選手権を兼ねて9日に行われ、男子カナディアンシングルはリオデジャネイロ五輪銅メダルの羽根田卓也(ミキハウス)が100.70点で3年連続11度目の優勝を果たした。同五輪代表で女子の矢沢亜季(昭和飛行機工業)はカヤックシングルとカナディアンシングルの2冠に輝いた。男子カヤックシングルでは吉田拓(協栄)が優勝した

 シーズンの幕開けに合わせた国内最高峰の大会で、リオ五輪銅メダリストが肩書にたがわぬ力を発揮した。男子カナディアンシングルの羽根田が2位に大差をつけ11度目の優勝。ファンの視線を一身に集め「今まで出た中で一番重圧があった。ホッとした」と胸をなで下ろした。

 他の選手たちがミスを重ねる激流を、難なく攻略。準決勝、決勝とペナルティーなしでクリアし「まだ本調子ではないけど、滑り出しとしては悪くない」とうなずいた。五輪後はイベントやテレビ番組への出演などで多忙を極めたが、オーストラリア合宿できっちり仕上げてきた。16日には拠点を置くスロバキアに戻り、欧州での国際大会への参戦が本格化。「2020年東京五輪は今回とは比べられないぐらいの期待がかかる。応えられるような実力を積み上げたい」。日本の第一人者にとって、リオの銅メダルは通過点にすぎない。

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2017年4月10日のニュース