カー男子連敗 プレーオフ進出ならず…中国に屈辱ギブアップ

[ 2017年4月8日 05:30 ]

カーリング男子 世界選手権第6日 ( 2017年4月6日    カナダ・エドモントン )

<日本・スイス>ショットを放つ両角友。左は両角公、右は山口(AP)
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 5日に平昌五輪出場を決めたSC軽井沢クの日本はスイス、中国に連敗した。スイス戦は同点で迎えた最終第10エンドに決勝点を奪われて5―6で競り負け、中国戦は序盤に大量のリードを許して2―9で完敗した。1次リーグが終了し、通算5勝6敗の7位で4強によるプレーオフ進出を逃した。

 SC軽井沢クは2月の冬季アジア大会決勝で屈した中国に4エンドを残しギブアップした。「氷を読めずに、迷惑を掛けた。(的確な)投げ幅を出せなかった」とスキップの両角友佑。中国戦の使用シートは最も端で観客席から漏れる熱などが氷面を溶かし、ショットの感覚がずれた。第1エンドにいきなり3失点。有利な後攻で失点を重ね、第4エンドに0―7と絶望的な差が開いた。

 相手は難度の高いショットに次々と成功。中国選手は国の支援を受けてカーリング大国カナダなど海外に長期滞在して強化し、前回ソチ五輪は4位になった。長岡コーチは「まだ試合経験が足りない」と対応力の差を指摘する。国内では敵なしだが、今大会最後に3連敗で世界基準を再認識させられた。「読めない氷とかこういう経験をできるのは世界大会だけ。だからこそ出続けないといけない」と両角友。大敗を世界のトップに近づくための踏み台にする。

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2017年4月8日のニュース