13歳ホープ張本が海外修行 香港・新設プロリーグ参戦へ

[ 2017年4月8日 05:55 ]

13歳の張本は世界選手権後、香港のプロリーグに参戦する
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 卓球の世界選手権(5月29日開幕、ドイツ・デュッセルドルフ)に史上最年少で出場する張本智和(13=エリートアカデミー)が、今季からスタートする海外のプロリーグ「T2アジア太平洋リーグ」に参戦することが7日、分かった。関係者は「その方向で進んでいる」と明かし、張本も「たぶんそうなる」と認めた上で、「自分のプレーをしたい」と力を込めた。

 同リーグは世界選手権後の6月から12月まで、国際大会と重ならない日程で香港で開催される予定だ。メンバーは男女各12人で、男子は既に日本のエースで世界ランク5位の水谷隼(27=木下グループ)が参戦を表明している。他に世界1位に君臨した経験があるボル(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)らベテラン選手の出場も決まっている。張本は「(水谷)隼さんも出るし、レベルが高いと思う」と新たなステージを見据えた。

 張本はこの日、馬龍ら中国のトップ選手も出場するアジア選手権(9日開幕、中国・無錫)に向けて羽田空港から出発。「フットワークとフォアハンドが課題だったけど、この2〜3カ月で良くなった。どれくらい試合で使えるか楽しみ」。この1年で約7センチ身長が伸びて、1メートル71に。フィジカルもテクニックも伸び盛りの中学2年生が、さまざまな舞台で実力を磨く。

 ◆張本 智和(はりもと・ともかず)2003年(平15)6月27日、宮城県仙台市生まれの13歳。2歳で卓球を始め、全日本選手権では小学1年から世代別大会で6連覇。3年時には東アジアホープス大会(12歳以下)で8強入りした。昨年12月の世界ジュニア選手権で、史上最年少優勝を果たした。1メートル71、57キロ。

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2017年4月8日のニュース