羽生、新ジャンプ挑戦は「ケガしないようリスク考え練習を」凱旋会見一問一答

[ 2017年4月4日 16:25 ]

航空会社の職員から花束を手渡され金メダルを手にポーズをとる羽生
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 フィギュアスケート世界選手権で3季ぶり2度目の優勝を飾った羽生結弦(22=ANA)が4日、開催地のフィンランド・ヘルシンキから羽田空港に帰国。記者会見に臨み「気持ちよく帰国することができた」と喜びを語った。新たなジャンプへの挑戦については「ケガをしないようにリスクを考えバランスをとりながら練習したい」とした。

【羽生の一問一答】

――空港ではファンの大歓声で迎えられた。

 「前回の五輪後を彷彿(ほうふつ)とさせるような長い列で皆さんが迎えてくださったので、非常に気持ちよく帰国することができた」

――大会を振り返って。

 「今季は自分が思うような演技ができず苦しい中で挑戦をしてきて、フリーで結果を出せたことが嬉しい」

――前回の世界選手権優勝と違う喜び、達成感か?

 「あまり変わらないが、世界一は凄く大きいものだと感じながら練習をしてきたので、そういった意味ではこれから胸を張って練習することができると思う」

――試合の手応えは?

 「ショートは悔やまれるなあという気持ちが強くなっているが、世界選手権というレベルの高い舞台で優勝でき、試合中に成長できたなという部分があった」

――新たなジャンプへの挑戦は?

 「2週間後の国別対抗戦が終わってシーズンオフになったら、いろいろなジャンプを試してみたい」

――4回転アクセルは?

 「挑戦したいが、何より大事なのは五輪シーズンが始まるということ。練習効率が良くなるように、ケガをしないように、リスクを考えバランスをとりながら練習したい」

――五輪への決意

「まずは目の前の試合に集中します」

――来季の曲のイメージは?

 「まだ定まっていない。バラードに決めたときは曲はピアノにしようと考えていたが、来季については慎重に考えないといけないなと思っている。いろいろな曲を聞いてみて、ジャンプやスピンなどと合わせてみて、どれが一番自分のリズムに合うか、自分の魅力を引き出すか、そして最終的にその曲自体の魅力を引き出せるか含めて考えたい」

――いま一番何がしたいか?

 「練習がしたい。またハイレベルな試合が目の前に迫っているので、その試合に向けて今回以上の演技をしたい」と答え、更なる飛躍を誓った。

――2位の宇野について

 「スキのない選手。彼には彼の武器があり、僕には僕の武器があると思うので、それぞれ(長所を)伸ばしながら日本のレベルが高くなればいいなと思う。同じ日本人として世界の凄く高いレベルの舞台で表彰台に一緒に上がったのは嬉しかった。彼の存在を誇りに思いますし、彼のことを追いかけたいと思う」

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