谷原 “大学後輩”松山とタッグ!27日開幕ペア戦出場の可能性浮上

[ 2017年4月4日 05:30 ]

クラブハウスの前でガッツポーズを見せた谷原
Photo By スポニチ

 ゴルフの祭典マスターズは6日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。松山英樹(25=LEXUS)、谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)、池田勇太(31=フリー)は2日、それぞれ練習ラウンドを行った。メジャー初戦で日本勢の活躍が期待される中、今大会後に開催されるチーム戦チューリッヒ・クラシック(27日開幕、米ルイジアナ州)に松山と谷原のペアが出場する可能性が出てきた。

 10年ぶり出場の谷原は3月31日に現地入りし1、2日に9ホールずつ回った。両日ともハウスキャディーを帯同しホールの特徴を聞きながらチェック。「前はスライス(フェード)しか打てなかったので狭く感じた。今は真っすぐ打てるから広く感じる。グリーンはまだ遅い。でも試合になると急に変わるから」とコースの印象を話した。

 2週前のデル・マッチプレーで4位に入り世界ランキングが48位に浮上。今大会出場権を手にした。ただ得たものはそれだけではない。米ツアーでは13日開幕のRBCヘリテージ(サウスカロライナ州)が決定。27日開幕のチューリッヒ・クラシック参戦の可能性まで浮上した。

 同大会は今季からチーム戦に変更された。出場チーム数は2人1組で80組。米ツアーのポイント・ランキング上位などの出場資格を持つ選手の上位80人がパートナーを指名する。既にジェーソン・デー(オーストラリア)、リッキー・ファウラー(米国)組、リオデジャネイロ五輪メダリストコンビのジャスティン・ローズ(英国)、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)組など豪華なペアが話題を呼んでいる。

 谷原は「英樹(松山)から“谷さんが出るなら(自分が)出ようと思っている”と言われている」と出場資格を持つ東北福祉大の後輩・松山から指名されたことを明かした。

 05年に米ツアーに参戦しながら1年で撤退した経験を持つ38歳は「もっと若ければと思う」と苦笑するが、その実力は世界舞台で活躍する松山も認めるところ。まずはオーガスタで名を上げて世界再進出の弾みにする。

 ▽チューリッヒ・クラシックの大会方式 2人1組の80組160人が出場。初日と3日目はフォアサム(同じチームの2人が1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目と最終日はフォアボール(2人がそれぞれ自分のボールを打ち、ホールごとに良い方のスコアを採用)を実施。72ホールの合計スコアで順位を決定する。予選カットがあり36ホール終了後に35位以内のチームが決勝ラウンドに進出する。

続きを表示

この記事のフォト

2017年4月4日のニュース