カー男子 強豪スコットランドに敗れ2勝1敗 ショットの精度及ばず… 

[ 2017年4月4日 05:30 ]

カーリング男子世界選手権 ( 2017年4月2日    カナダ・エドモントン )

 来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の出場枠が懸かる1次リーグが行われ、SC軽井沢クの日本は2勝1敗となった。オランダを9―6で下し、スコットランドに4―7で敗れた。オランダ戦は5―5の第8エンドにスキップの両角友が好ショットを連発し、大量4得点で突き放した。英国代表として2014年ソチ五輪2位のスコットランドには3―3の第5エンドに2失点し、有利な後攻の第6エンドも失点。ショット精度で上回れず巻き返せなかった。

 強豪スコットランドに4―7で敗れて2勝1敗となった。ショット成功率で前の2試合より高い79%を記録したが、相手は86%とさらに上。SC軽井沢クのスキップ両角友は「相手がうまい分、より高い精度が必要だった」とうなった。

 第2エンドに両角友がストーンの玉突きで中央に最も近かった相手の石を押し出し、自分たちの石を好位置に残す高等技術で2点を挙げた。互角な争いに見えたが、相手は第5エンドから終盤にかけて石を同時に2個はじき出す「ダブルテークアウト」を連発。日本は有利な後攻でも失点するなど劣勢を強いられた。

 それでも選手に敗戦のショックは薄く、笑顔も見られた。格下に快勝が続いた後、相手に感服して気が引き締まったのならば、意味ある初黒星となる。

続きを表示

2017年4月4日のニュース