男子・河本は有言実行Ｖ、女子・山口は７打差で圧勝　全国選手権

＜ゴルフ選手権春季大会＞文部科学大臣楯と優勝トロフィーを持ち笑顔の河本と山口
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　富士ホームサービスｐｒｅｓｅｎｔｓ　平成２８年度全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会第３７回個人の部は最終日の３０日、滋賀県甲賀市　富士スタジアムゴルフ倶楽部南コース＝高校男子（７００６ヤード、パー７２）、富士スタジアムゴルフ倶楽部北コース＝高校女子（６１７３ヤード、パー７１）、高校男子８８人、高校女子７５人で行われ、高校男子は首位から出た河本力（愛媛・松山聖陵２年）が６９を出し、通算７アンダーで逃げ切り、初優勝。高校女子も首位からスタートした山口すず夏（東京・共立女二１年）が６９をマーク、通算９アンダーで圧勝した。

　高校男子は、河本が有言実行の優勝を果たした。前半はパープレーだったが、後半に４バーディー、１ボギーで３３をマーク。「１０番でバーディーを取れて勢いに乗った」と“サンデーバックナイン”を満足げに振り返った。１Ｗの飛距離は３００ヤード超。この日は１Ｗを５回しか握らず２Ｉを多用するなどマネジメントも光った。アマチュアとして活躍する姉・結と切磋琢磨（せっさたくま）してきた。「結と一緒にこれからも頑張りたい」と栄冠をステップにさらに羽ばたく。

　高校女子は、山口が２位に７打差をつけ圧勝した。最終１８番は４メートルを沈めてバーディーフィニッシュ。「欲を出さずにプレーできた。上出来です」と控えめに喜んだ。直前まで中嶋常幸が主宰する「ヒルズゴルフトミーアカデミー」の合宿に臨み、中嶋から「良くなった」と太鼓判を押されていたという。「奈紗ちゃんら凄い先輩がたくさんいるから負けていられない」と今後も高みを目指す。また優勝により女子ツアーのニチレイ・レディース（６月１６日開幕）の出場権を得た。