高校女子 山口8バーディー!66マークし首位キープ

[ 2017年3月30日 05:30 ]

富士ホームサービスpresents平成28年度全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会第37回個人の ( 2017年3月29日 )

トロフィーを持ち笑顔の中学男子1位、木幡・上久保拓海(左)と中学女子1位、川島・岩井千怜
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 高校男子は73で回った河本力(愛媛・松山聖陵2年)が通算4アンダー、140で首位をキープし、高校女子は66をマークした山口すず夏(東京・共立女二1年)が通算7アンダーで首位に浮上した。中学男子は上久保拓海(京都・木幡2年)が68を出して、通算5アンダーで逆転優勝。中学女子は岩井千怜(埼玉・川島2年)が73を出し、通算1オーバーで逃げ切り戴冠した。

 <高校女子 バーディー5打差独走!!>2位から出た実力者がビッグスコアを出して首位に浮上した。15年の全米女子オープンに日本人最年少で出場した山口が8バーディー(1ボギー、1ダブルボギー)を奪い、66をマーク。2位に5打差もつけ、「パットが入ってくれて、アイアンショットも良かった。多分、最多バーディーかな」と喜んだ。これまで全国のタイトルとは無縁。「優勝したいけれど、結果は気にせず楽しみたい」と自らに言い聞かせた。

 <高校男子 河本首位守った>河本が初優勝に王手をかけた。首位こそ守ったものの、前半で33をマークしたにもかかわらず、後半はダブルボギーを叩くなど40。「流れをつくれなかった」と反省した。身長は1メートル83で、体重は高校入学後に20キロ増量し、85キロ。1Wは300ヤード以上を飛ばす大型プレーヤーだ。「オフに練習をし精神的にも技術的にも成長した。狙ってタイトルを獲りたい」と有言実行の優勝を目指す。

 <中学女子 岩井千逃げ切り>トップから出た岩井千が堅実なゴルフで逃げ切った。「ショットが良かった」と12番では残り116ヤードの第3打を9Iで1メートルにつけてバーディーを奪った。双子の姉・明愛も14位と健闘。「2人とも上位を狙える位置にいたので、ラウンド前にバーディーをたくさんとって上に行こう話していた。優勝できて、すっごくうれしいです」と笑顔がはじけた。

 <中学男子 上久保が逆転V>首位と3打差で出た上久保が68の好スコアで逆転優勝を飾った。「相手でなく自分のプレーだけ意識した」という最終日はショット、パットとも安定。前半の5、6番で連続バーディーを奪うと、15番では10メートルのきついフックラインを沈めてスコアを伸ばし、トップに立った。空手も黒帯というアスリートは「今年は全国大会でたくさん上位に行きたい」と飛躍を誓った。

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2017年3月30日のニュース