樋口 日本勢最高の9位発進 ミスなし「ほっとしています」

[ 2017年3月29日 22:59 ]

女子SPの演技を終え笑顔を見せる樋口新葉
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 女子ショートプログラム(SP)で、初出場の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)がノーミスの演技で自己ベストに0・87点に迫る65・87点をマークし、9位に付けた。

 冒頭の2回転半ジャンプをきれいに決めると後半のルッツ―トーループの連続3回転ジャンプも成功。3回転フリップもきっちり下りて、ノーミスでまとめると、「ミスのない演技をしようと強く思っていた。スコアを見たら、スピン一つは(最高難度の)レベルが取れていなかったが、ジャンプは全部取れていたのでほっとしています」と笑顔が弾けた。

 全日本選手権では3年連続表彰台に上がったものの、右足の甲を痛めた影響もあり、2月行われた四大陸選手権ではまさかの9位。「四大陸選手権(9位)が終わってから1から全部やり直した」と巻き返しを図った。

 SPを終え、日本勢の中ではトップの9位。来年の平昌五輪の出場枠「3」を取るには上位2人の順位の合計が13以内としなければならないため、厳しい戦いが続くが「フリーでは失敗しないように、思い切り滑りたい」と誓っていた。

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2017年3月29日のニュース