元琴欧洲の鳴戸親方、日体大が特別卒業認定証「母親が一番喜ぶ」

日体大の谷釜了正学長（左）から特別卒業認定証を授与された元大関琴欧洲の鳴戸親方
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　大相撲の鳴戸親方（元大関・琴欧洲）が２９日、日体大・世田谷キャンパスで特別卒業認定証を授与された。母国ブルガリアの国立体育大２年時に中退して来日し、大学在籍時に取った単位数を日体大が認めて１５年４月から大学３年として編入していた。鳴戸親方は「うれしいですね。まさか日本に来て大学卒業すると思わなかった。母親が一番喜ぶと思う」と微笑んだ。

　キャンパスでの一番の思い出を聞かれると「学生たちと稽古行ったりとか、そんな時間とれなかった」と苦笑い。来月１日から鳴戸部屋が始動する。親方として新たな船出を控え「大きく夢を持っていますので、その夢に向かって弟子の指導に当たります」と意欲を語った。