羽生 本番リンクで練習 新たな連続ジャンプもテスト

[ 2017年3月27日 20:56 ]

笑顔で練習する羽生結弦
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 フィギュアスケートの世界選手権(29日開幕)の公式練習が27日、フィンランド・ヘルシンキで始まった。26日に現地入りした日本勢は男女ともにさっそく本番リンクで練習した。

 3年ぶりの王座奪回を狙う羽生結弦(22=ANA)はショートプログラム(SP)の曲をかけて滑った際には、4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプが4回転サルコーの単発になってしまった以外、完ぺきな滑りを披露。その後は今季ここまでミスの多い4回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを繰り返し跳んで着氷した。

 ヘルシンキ入りした際「(体調は)バッチリです。やるべきことをやってきました」と話していた五輪王者は、その言葉通り調子ぶりをアピールした。

 また、4回転トーループ―1回転ループ―3回転サルコーの新たな連続ジャンプもテストした。2位に終わった2月の四大陸選手権では3つ目の4回転ジャンプでミスが出たが、リカバリー策として演技終盤で予定にはなかった5つ目の4回転ジャンプを入れて初めてえ4本の4回転ジャンプを成功させた。その際、急きょ跳んだのは4回転―2回転の連続トーループ。新たな連続ジャンプはさらに得点の上積みが狙えるリカバリー用の新技となる可能性も出てきた。

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