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照ノ富士 完全アウェーでVスルリ「見えるつらさと見えないつらさがあるんだよ」

大相撲春場所千秋楽 ( 2017年3月26日    エディオンアリーナ大阪 )

優勝決定戦、小手投げに敗れた照ノ富士は信じられないといった様子で土俵に座り込む
Photo By スポニチ

 2度目の賜杯がするりと逃げた。本割に続き優勝決定戦でも敗れた照ノ富士の目は、風呂場から上がると真っ赤に充血していた。

 相手は手負いの稀勢の里。15年秋場所で自身が右膝を負傷したときの因縁の相手でもある。場内は2番とも、圧倒的な声援が稀勢の里に飛んでいた。やりにくさがなかったかと問われると「自分の問題です」と声を振り絞った。

 角界でも有数の酒豪だが、3月に入ってからアルコールを断った。「飲むと負ける気がする」。昨年手術した左膝は完治したかに見えるが、実はまだ回復途上。古傷の右膝痛も抱えている。「目に見えるつらさと、見えないつらさがあるんだよ」と支度部屋では本音も漏れた。

 それでも初場所の4勝11敗から大躍進した。カド番場所で優勝と紙一重の“準優勝”は復活を予感させる。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「まだ本調子ではない」とさらなる上積みを期待した。

[ 2017年3月27日 08:45 ]

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