ラプターズ 3連勝 苦手ブルズ相手に最大16点差つけられるも貴重な白星

[ 2017年3月22日 16:58 ]

ブルズ戦で42得点をマークしたラプターズのデローザン(AP)
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 NBAは21日に各地で7試合を行い、東地区全体4位のラプターズは地元トロントで延長の末に苦手のブルズを122―120(前半54―59、延長9―7)で振り切って3連勝で42勝29敗。デマー・デローザン(27歳)が42得点を挙げ、最大16点差を追いついて貴重な白星をもぎとった。これでこのカードの連敗を11で阻止。東地区全体3位のウィザーズとの差を0・5ゲームに縮めた。

 ただし先発フォワードのサージ・イバカ(27歳)とブルズのセンター、ロビン・ロペス(28歳)が第3Qに乱闘を演じて退場処分。さらなる処分を科せられるのは避けられない事態となった。

 ブルズは第3Q終了時点で15点をリードしていたが第4Qは19―34。ジミー・バトラー(27歳)が37得点、ライジョン・ロンド(31歳)が24得点を稼いだが逃げ切りに失敗し、東地区全体8位ヒートのゲーム差は残り11試合となった段階で2ゲームに広がった。

 そのヒートは地元マイアミでサンズを112―97(前半59―46)で退けて35勝36敗。最大19あった“借金”は1となった。しかし23得点と14リバウンドを記録したセンターのハッサン・ホワイトサイド(27歳)は第4Qにバックボードに右手をぶつけてプレー続行不能。薬指と中指の間を13針を縫う裂傷を負っており、23日のラプターズ戦に出場できるかどうかは微妙となった。

 サンズは22勝49敗。ドラフト全体8番目に指名されたマーキース・クリス(19歳)が24得点をマークしたが、チームは5連敗を喫した。

 リーグ全体首位のウォリアーズは敵地ダラスでマーベリクスに112―97(前半62―50)で勝って5連勝で57勝14敗。ロードでは今季38戦で28勝目を挙げた。3季連続でロードで28勝以上(28勝→34勝→28勝)をマークしたのはウォリアーズが史上初めて。クレイ・トンプソン(27歳)が5本の3点シュートなどで23得点、ステファン・カリー(29歳)は17得点と9アシストをマークした。

 マーベリクスは30勝40敗。カリーの弟、セス・カリー(26歳)は10得点に終わり、兄弟対決は6戦全敗となった。

 <その他の結果>

スパーズ100―93ティンバーウルブス、ネッツ98―96ピストンズ、バックス93―90トレイルブレイザーズ、ペリカンズ95―82グリズリーズ、クリッパーズ133―109レイカーズ

 <東地区全体順位>

(1)*キャバリアーズ(46勝23敗)(2)セルティクス(45勝26敗)(3)ウィザーズ(42勝28敗)(4)ラプターズ(42勝29敗)(5)ホークス(37勝33敗)(6)ペイサーズ(36勝34敗)(7)バックス(35勝35敗)(8)ヒート(35勝36敗)(9)ピストンズ(34勝37敗)(10)ブルズ(33勝38敗)(11)ホーネッツ(31勝39敗)(12)ニックス(27勝43敗)(13)76ers(26勝44敗)(14)マジック(26勝45敗)(15)ネッツ(14勝56敗)

 <西地区全体順位>

(1)*ウォリアーズ(57勝14敗)(2)*スパーズ(54勝16敗)(3)*ロケッツ(49勝22敗)(4)ジャズ(43勝28敗)(5)クリッパーズ(43勝29敗)(6)サンダー(40勝30敗)(7)グリズリーズ(40勝31敗)(8)ナゲッツ(33勝37敗)(9)トレイルブレイザーズ(32勝38敗)(10)マーベリクス(30勝40敗)(11)ペリカンズ(30勝41敗)(12)ティンバーウルブス(28勝42敗)(13)キングス(27勝43敗)(14)サンズ(22勝49敗)(15)レイカーズ(20勝51敗)

 *はプレーオフ進出が確定。ポストシーズンに参加できるのは両地区上位8チーム。

<22日のテレビ放送>

ナゲッツ―キャバリアーズ

WOWOWライブ 10時〜

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