菊池の強さと抜群の距離感…3度の優勝を見届けた川口キャディー

[ 2017年3月20日 09:17 ]

女子ゴルフツアーTポイント・レディース最終日 ( 2017年3月19日    鹿児島県姶良市 鹿児島高牧カントリークラブ=6397ヤード、パー72 )

<Tポイントレディスゴルフトーナメント・最終日>18番、グリーン上でラインを読む菊地絵理香にアドバイスを送る川口キャディー
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 前日から完全優勝を確信していた。菊地の専属となって2年目の川口淳キャディー(41)は「最終日に崩れるタイプじゃない。危険を冒さず、セーフティーに行った結果だと思います」とうなずいた。勝因に挙げたのは3バーディー、ノーボギーで回った第2ラウンド。「同組で回ってた人は、勝てないと思ったと思います。“このまま絶対ボギー打たないだろうな”と」

 菊地の強さは抜群の距離感だという。昨年7月にウエッジの打ち方を修正した際、お互いの感覚が合わなかったため、川口キャディーが指示する距離を変えたことがあった。だが菊地は「お互い距離をアレンジしてしまうから、グチさん(川口氏)はいつも通りでやってください」と言ったという。何も言われなくとも川口キャディーが距離を修正したことを感じ取っていた。

 「シビアだけどやりがいがある。キャディー冥利(みょうり)に尽きるな」。15年の初優勝を含め、3度の優勝全てでバッグをかついだ川口キャディーは感慨深げだった。

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2017年3月20日のニュース