錦織 大会初4強届かず 「調子よかったのに…」ミス連発

[ 2017年3月19日 05:30 ]

テニスBNPパリバ・オープン ( 2017年3月17日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )

準々決勝でソックと対戦した錦織
Photo By AP

 男子シングルス準々決勝で第4シードの錦織圭(27=日清食品)は第17シードのジャック・ソック(米国)に3―6、6―2、2―6で敗れた。相手のサーブに押される場面が多く、第3セットは2度のブレークを許して屈し、この大会初のベスト4進出はならなかった。次戦は来週から始まるマイアミ・オープンに出場する。

 武器とする鋭いリターンや深いショットは最後まで見られなかった。錦織は今季ツアー2勝と好調なソックのパワーに屈した。「(跳ねる)キックサーブや速いサーブを交ぜられ、風も影響してリターンでミスをした。調子が良かったのに…」と表情は暗かった。

 14年10月以来、約2年半ぶりに顔を合わせた相手はサーブとフォアで押すタイプ。米国男子のエースになりつつある24歳の成長株に対し、第1セットは落としたが、第2セットは奪い返した。フルセットに強いとされる錦織だが、第3セットは自身サーブの第1ゲームでネットに詰め切れずにブレークを許し、競った第5ゲームも奪われた。

 2月のツアー大会でも格下の選手に敗れたように取りこぼしが目立つ。抜群の勝負強さに陰りが見られる。

続きを表示

2017年3月19日のニュース