ウォリアーズ 14試合残し3季連続西地区パシフィックのディビジョン優勝

[ 2017年3月17日 16:05 ]

マジック戦で29得点を挙げたウォリアーズのトンプソン(AP)
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 NBAは16日に各地で6試合を行い、ウォリアーズは地元オークランドでマジックを122―92(前半67―50)で下して54勝14敗。14試合を残した段階で、西地区パシフィックのディビジョン優勝を3季連続で決めた。

 クレイ・トンプソン(27歳)が29得点中21得点を第1Q(34―20)に集中。同選手の「1クオーター20得点以上」は通算7回目となった。ステファン・カリー(29歳)はマジックのエルフリッド・ペイトン(23歳)と衝突して右脚を痛めて一時ロッカールームに退いたがその後に復帰。25得点と9アシストを挙げて勝利に貢献した。ただし得意の3点シュートは7本放って成功は2本のみ。3月に入って出場7試合中、2本以下に終わったのはこれが4回目でまだスランプからは脱出していない。

 マジックは24勝45敗。第2Qにはコート上に6選手がいたためにテクニカル・ファウルをコールされるなどお粗末なプレーも目立ち、チームは4連敗となった。

 サンダーのラッセル・ウエストブルック(28歳)は敵地トロントで行われたラプターズ戦で24得点、10リバウンド、16アシストをマーク。4試合連続、今季34回目(通算71回目)のトリプルダブルを達成し、オスカー・ロバートソン(元ロイヤルズ)が保持しているシーズン最多記録(1961〜62年=41回)に残り14試合で「7」と迫ってきた。シーズン平均でも31・7得点、10・5リバウンド、10・4アシストと3部門で2ケタの数字を維持。ロバートソン以来の「年間トリプルダブル」達成も現実味を帯びてきた。

 西地区全体6位のサンダーは123―102(前半58―48)で勝利を収めて4連勝で39勝29敗。この日ナゲッツに敗れた5位クリッパーズとは0・5ゲーム差となった。

 東地区全体4位のラプターズも39勝29敗。デマー・デローザン(27歳)は22得点を記録したが、チームはここ4戦で3敗目を喫した。

 東地区全体1位のキャバリアーズは地元クリーブランドで西地区全体4位のジャズを91―83(前半44―42)で振り切って45勝22敗。左膝の内視鏡手術を受けたフォワードのケビン・ラブ(28歳)が2月11日以来、14試合ぶりに戦列に復帰し、20分の出場で10得点をマークした。レブロン・ジェームズ(32歳)は第4Qの17得点を含めて33得点。ただしカイリー・アービング(24歳)が左膝、イマン・シャンパート(26歳)が左肩を痛めて途中で退くなど、ラブが復帰した試合で再び故障者が出てしまった。

 なおジェームズのフィールドゴール(FG)成功数はこれで1万291となり、ティム・ダンカン(元スパーズ=1万285)を抜いて歴代13位に浮上した。

 ジャズは43勝26敗。ルディー・ゴベール(24歳)が20得点、19リバウンドを稼いだがシューター陣が不調。チームの3点シュートは21本放って5本しか決まらなかった。

 西地区全体7位のグリズリーズは敵地アトランタで東地区全体5位のホークスを103―91(前半55―52)で退けて39勝30敗。センターのマーク・ガソル(32歳)が18得点、10リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成し、チームは5連敗のあと3連勝と盛り返してきた。

 グリズリーズの選手がトリプルダブルを記録したのはチーム通算で11回目だが、そのうち3回がガソル。センターながらチームには欠かせない存在となっている。

 ホークスは37勝31敗。ガソルとマッチアップしたドワイト・ハワード(31歳)は10得点、11リバウンドを稼いだが、マイク・ブデンホルザー監督(47歳)はガソルへのディフェンスが不十分だとして、途中からフォワードのポール・ミルサップ(32歳)とアーサン・イリヤソーバ(29歳)にその役目を命じた。

 <その他の結果>

ネッツ121―110ニックス、ナゲッツ129―114クリッパーズ

 <東地区順位>

 ▼アトランティック・ディビジョン=(1)セルティクス(43勝25敗)(2)ラプターズ(39勝29敗)(3)ニックス(27勝42敗)(4)76ers(24勝43敗)(5)ネッツ(13勝54敗)

 ▼サウスイースト・ディビジョン=(1)ウィザーズ(41勝26敗)(2)ホークス(37勝31敗)(3)ヒート(33勝35敗)(4)ホーネッツ(29勝39敗)(5)マジック(24勝45敗)

 ▼セントラル・ディビジョン=(1)キャバリアーズ(45勝22敗)(2)ペイサーズ(35勝33敗)(3)バックス(33勝34敗)(4)ピストンズ(33勝35敗)(5)ブルズ(32勝36敗)

 <西地区順位>

 ▼サウスウエスト・ディビジョン=(1)☆スパーズ(52勝15敗)(2)☆ロケッツ(47勝21敗)(3)グリズリーズ(39勝30敗)(4)マーベリクス(29勝38敗)(5)ペリカンズ(27勝41敗)

 ▼ノースウエスト・ディビジョン=(1)ジャズ(43勝26敗)(2)サンダー(39勝29敗)(3)ナゲッツ(33勝35敗)(4)トレイルブレイザーズ(30勝37敗)(5)ティンバーウルブス(28勝39敗)

 ▼パシフィック・ディビジョン=(1)★ウォリアーズ(54勝14敗)(2)クリッパーズ(40勝29敗)(3)キングス(27勝41敗)(4)サンズ(22勝46敗)(5)レイカーズ(20勝48敗)

 *★はディビジョン優勝、☆はプレーオフ進出が確定。

<18日のテレビ放送>

レイカーズ― バックス

WOWOWライブ 11時15分〜

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