新十両朝乃山 照強下し五分に、因縁の対決制す「リベンジできてよかった」

[ 2017年3月15日 16:18 ]

大相撲春場所4日目 ( 2017年3月15日    エディオンアリーナ大阪 )

 新十両の朝乃山(高砂部屋)が照強を下して星を五分に戻した。

 立ち合い、頭から低く当たってきた小兵の照強をがっちり受けとめながら右を差した。そこからは体格を生かして一歩ずつ着実に踏み込みながら、最後は寄り倒した。

 「先々場所のリベンジができたのはよかった。ああいう負け方をしたので、土俵際は気をつけた」

 因縁の対決だった。まだ両者幕下だった11月の九州場所。4連勝同士で対戦し、朝乃山は攻め込みながら、勇み足で自爆して黒星を喫した。照強はこの運を生かして全勝で幕下優勝し、イッキに十両に昇進した。朝乃山は1場所遅れの春場所で十両になり、ようやく雪辱するチャンスがめぐってきた。

 富山県出身では20年ぶりの関取。郷土の注目も高く、「きょうみたいに体をいかした相撲を取りたい」と声援に応えるつもりだ。

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2017年3月15日のニュース