カーママ&カーパパ緊急合宿 平昌切符懸かるカナダ世界選手権へ

[ 2017年3月7日 05:30 ]

<第10回日本混合ダブルスカーリング選手権最終日>初優勝し、喜ぶチーム阿部の小笠原歩(左)と阿部晋也=アドヴィックス常呂カーリングホール
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 カーリング全農日本混合ダブルス選手権で初優勝を飾り、来年の平昌(ピョンチャン)五輪出場権を争う世界選手権(4月22日開幕、カナダ)代表に決定した小笠原歩(38)と阿部晋也(37)のペアが、来週に非公開の緊急合宿を行うことになった。北海道の札幌市もしくは常呂町で2泊3日以上のスケジュールが組まれる予定で、カナダ出身のジェームス・リンド日本代表コーチ(32)も参加する。

 日本カーリング協会の幹部によると、日本が混合ダブルスで五輪出場枠を獲得できる条件は「世界選手権で3位に入ってぎりぎりボーダーラインに乗る状況」と決してハードルは低くない。しかも小笠原・阿部ペアは約10日前に結成したばかりの急造チームだけに、協会は2人が代表に決まると同時に強化目的の合宿敢行を打診。さらに世界選手権の開幕2週前にはカナダに出発し、現地で直前合宿も行う方針だ。

 五輪3大会出場の小笠原と、元女子日本代表監督の阿部は、それぞれに家庭を持ち、ともに小学1年の子を持つ“カーママ”と“カーパパ”だが、しばらくは、忙しい毎日を過ごすことになりそうだ。

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2017年3月7日のニュース