稀勢流血 左目上負傷で稽古中断も「いい男台無し」余裕の笑顔

[ 2017年3月7日 05:30 ]

大相撲春場所12日初日

稽古中に左目の上に裂傷を負い、止血する稀勢の里=大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎
Photo By 共同

 新横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が流血で稽古を打ち切った。大阪市港区の田子ノ浦部屋で出稽古に来た平幕・嘉風との2番目の手合わせの際、相手の頭が当たり左目上の眉尻を裂傷。おびただしい鮮血が胸まで垂れ、稽古をやめて応急治療を行った。約2センチほど切れたためすぐには血が止まらず、部屋近くの病院で数針縫った。

 4年前の春場所前も日馬富士に胸を借りた際に同じ箇所を裂傷した。ばんそうこうを貼って戻ってきた稀勢の里は「大丈夫。ケガのうちに入らない。痛みはほぼゼロ。いい男が台なし?それが一番」と笑顔まで見せた。

 春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けての稽古は順調で、出稽古に来た関脇・琴奨菊には7勝3敗、嘉風に2勝。「だいぶ体が動いてきている」という。相撲解説者の舞の海さんも「左が入って右が取れるまで我慢できれば、ほぼ負けない」と太鼓判を押していた。

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