小川Jr 20歳雄勢が初優勝 柔道東京選手権

[ 2017年3月6日 05:30 ]

柔道の東京都選手権で初優勝し、父の小川直也氏(右)と記念撮影する小川雄勢
Photo By 共同

 体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権(4月29日、日本武道館)の予選を兼ねた東京選手権が5日、足立区の東京武道館で行われ、92年バルセロナ五輪銀メダリスト・小川直也の長男で20歳の小川雄勢(明大2年)が初優勝。昨年に続く全日本出場を決めた。先月のグランドスラム(GS)パリ大会100キロ級を制した18歳の飯田健太郎(国士舘高3年)は4回戦で敗れた。

 上位9人に与えられる全日本の出場権確保後の準々決勝で右手親指を痛めた小川。棄権という選択肢もあったが戦い抜き、父が21歳で獲得したタイトルをもぎとり「最後まで戦って優勝という結果は自信になる」と落ち着いた表情で話した。1メートル90、135キロのサイズと柔軟性が持ち味。観戦した直也は「まだ体は完成していないけど、自分にはない(柔軟性という)魅力もある」と目を細めた。

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2017年3月6日のニュース