「女性に男性チームの監督は無理だ!」ラジオホストがリスナーと激論

[ 2017年3月4日 15:42 ]

現役時代のベッキー・ハモン(AP)
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 米国ニューヨークのラジオ局WFANでホストを務めるマイク・フランシザ氏(62)が1日、自身の番組の中で「女性に男性チームの監督は務まらない」と主張した。

 発端はリスナー(男性)の次の質問だった。「NBAのスパーズにベッキー・ハモンという女性のアシスタントコーチがいるが、今後、どのスポーツであれ、男性チームの監督を務める女性は現れるだろうか」。これにフランシザ氏は「それはない」と断言。男性選手と同じレベルでプレーした経験がないことをその理由に挙げた。

 性の違いであるならばとリスナーはジーノ・アウリーマという男性監督がコネチカット大の女子バスケットボールチームを成功に導いたと指摘。これに対してラジオホストは「それは男性が女性をコーチした例だ」と返した。

 その後、リスナーとのやり取りがしばらく続いたが、フランシザ氏は「女性に男性チームの監督は務まらない」と終始一貫。そのコメントは以下のようなものだ。

 「男性と同じレベルでプレーしたことがない女性にプロレベルの男性チームをコーチする資格がはたしてあるだろうか。あなたがチームオーナーなら、監督にそういう人物を選ぶだろうか。何より、あまりに重荷である。野球であればベンチ入りしている25人の選手、フットボールであれば15人近くいるアシスタントコーチと50人から60人いる選手を統率しなければならない。これは女性には到底無理な話だ」。

 「ロッカールームにいる50人近い男性選手を女性一人が指揮するなんて現実的ではない。それがどんなに困難なことであるかを理解してほしい。パット・サミット(大学女子バスケットボールの名監督)だってNBAで監督をしたいとは思わないだろう。あなたはベッキー・ハモンがNBAの監督になれるかどうかを聞きたいのだろうが、その可能性は極めて低い。やはり、女性にはあまりにも難しすぎる職務だ」。

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2017年3月4日のニュース